2025年に出逢ったベストソング(上半期後編)

f:id:Fumirp0924:20251227085845j:image

 

2025年4月〜6月に出逢ったベストソングを挙げていきます。

いつもの如く今年リリースの曲はあまりにも聴いた量が少ないので「2025年のベストソング」はやりません。
「2025年に出逢ったベストソング」ということで、過去の作品を聴いた中で特にハマった曲を年代問わず紹介していきます。
今年初めて聴いた曲だけでなく、過去に聴いたことがあって今年その良さを再認識した曲も含んでいます。

YouTubeなど動画サイトにアップされているものは貼っています。
(※容量の負荷で重くなってしまっているかもしれません。ご了承ください。)


【4月】

・村井博「アニヴァーサリー」(1991年)
作詞作曲編曲:鈴木康博

90年代シティポップの流れで発掘・再評価が進んでいる村井博の5th(ラスト)シングル「あなたは変わるかもしれない」のC/W曲。前シングル「VIDEO DAYS」に続いて、この曲もコンビニのサンクスのCMソングに起用された。なんなんだよこの組み合わせ。
オフコース鈴木康博が提供したバラードナンバー。彼の色が強く出た、美しく繊細なメロディーやアレンジは聴き心地が良い。村井のジェントルなボーカルも相まって、じんわりと心に沁みるような名バラードとなっている。


・JAG-TOY「眠らないで〜WEEKEND SHAKIN’」(1988年)

作詞作曲:芦沢和則

JAG-TOYのデビューシングル曲。彼らがデビューするきっかけになった、サンチェーン主催の音楽コンテストでグランプリを受賞した曲。シングルバージョンはポニーキャニオンによる一部のコンピ盤に収録。
一聴して忘れる方が難しい程にキャッチーなサビが印象的なポップナンバー。
アルバム「SUMMER TIME JUNCTION」にはサビ始まりの別バージョンで収録。そちらはサビの繰り返しがくどい印象だったので、あっさりした味付けのシングルバージョンの方が自分好み。


小田裕一郎「海の青さの中で」(1986年)
作詞:友部正人
作曲:小田裕一郎
編曲:矢野誠

小田裕一郎の3rdアルバム「ODA3」の収録曲。数多くのヒット曲の作曲を手がけた、80年代を代表するメロディーメーカーと言っていい存在だが、シンガーソングライターとしても一定数のリリースがある。
シティポップ色の強い演奏が心地良いミディアムナンバー。ギターのカッティングやベース主体のサウンド面は聴きごたえがある。
主張の控えめな甘い歌声は曲に見事に溶け込んでいる。作家メインの方がたまに歌った時特有の魅力がある。


小川範子「会いたいと思えたならいいね」(1996年)
作詞:白峰美津子
作曲:岡本朗
編曲:岸村正実

小川範子の19th(恐らく)シングル曲で、完全にアルバム未収録(恐らく)。この方はデビュー以来トーラスレコードから大量のリリースがあるが、トーラスレコード在籍時代末期の作品の一つ。
穏やかな雰囲気を持ったミディアムナンバー。恋人と別れることや、一人の時間を大切にすることを決心した女性の心情が綴られている。
デビュー以来陰を感じさせるラブソングを数多く歌ってきた方だが、この曲はどことなく力強さも感じられる。内気だった少女が大人の女性として自立したような感覚がある。


・寺西一雄「Name Of Love」(1998年)
作詞作曲編曲:槇原敬之

すかんちのボーカル・ROLLYの本名名義では唯一のシングル曲。実の従弟である槇原敬之が提供した。ちなみに、C/Wでは槇原のヒット曲「SPY」をカバーしている。
どこか懐かしさを感じさせるメロディーで聴かせるミディアムナンバー。普段よりも柔らかく温かみのあるボーカルが心地良い。
槇原によるセルフカバーバージョンに馴染みがあっただけに、こちらを最初に聴いた時はかなり違和感があった。ただ、聴いているうちにその違和感が心地良くなってきた。


東京JAP「摩天楼ブルース」(1984年)
作詞:売野雅勇
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀

赤坂泰彦が在籍していたことでも知られるバンド・東京JAPの5thシングル曲。TBS系ドラマ『少女に何が起ったか』の主題歌に起用された。彼らにとっては最大のヒット曲。
洗練されたメロディーとサウンドで聴かせる曲。タイトルから想像できるように、夜の都会や海の光景が浮かんでくる。必要以上にキザな雰囲気がいかにも80年代らしい。
深夜ドライブのお供としてはこれ以上無いほどうってつけ。


【5月】

・TEARS「ふたりだけの地図」(1996年)
作詞:葛原豊
作曲:本田孝信
編曲:加藤貴也

TEARSの7th(ラスト)シングル曲。唯一のアルバムがリリースされた後のシングルなので、当然ながらアルバム未収録。前々作「さよなら」や前作「あの空を忘れない」共々、あまり出回っていない。
ギターサウンド主体のバンドサウンドが展開された、爽快なポップロックナンバー。前シングル曲「あの空を忘れない」ほどキャッチーではないものの、90年代J-POPならではの煌めきを感じさせる名曲。
「ラストシングルは名曲揃い」というジンクスはこの曲にも当てはまる。


・DARTS「最後のサザンウィンド」(1989年)
作詞:麻生圭子
作曲:中崎英也
編曲:DARTS

DARTSの2ndシングル「雨のバレリーナ」のC/W曲で、アルバム未収録曲。この曲を表題にしたバージョンのシングルもあり、僕はそちらを持っている。
僕が勝手に絶大なる信頼を置いている作曲家・中崎英也が作曲を手がけただけあって、一発で耳に残るキャッチーなサビ。
タイトル、ボーカル、サウンド…どれをとってもオメガトライブを彷彿とさせる。
「B級オメガトライブ(特にカルロス・トシキボーカル時代)」の頂点のような名曲。


田原音彦「夜間飛行」(1992年)
作詞作曲編曲:田原音彦

「オトちゃん」(存在しないあだ名)こと田原音彦の4thシングル曲で、アルバム未収録。3rdシングル以降は全てアルバム未収録だが、どれも名曲揃い。コレクター泣かせでタチが悪い。この曲も例に漏れず名曲。
高揚感のあるサビが印象的なポップナンバー。どこかひねくれつつも洗練されたポップ感はこの方ならではの魅力。
彼の作品の中でも、「数年来の暖冬」と並んで特にシティポップに傾倒した作風となっている印象。


【6月】

・ウィズ「永遠のパズル」(1996年)
作詞:工藤哲雄
作曲:階一喜
編曲:駒形弘行

ウィズのデビューシングル曲。シングル2作のリリースで終わった3人組男女ユニット。末期のアルファレコード(アルファミュージック)からデビューした。あまりにもマイナーな上にありふれた名前なので情報が中々得られない。
爽やかなポップナンバー。伸びやかで快活さに溢れた女性ボーカルが曲の開放感を演出する。
曲名だけ見て橘いずみの曲のカバーだと思っていたものの、オリジナルだった。そうそう被らないような曲名だと思うが…


楠瀬誠志郎「しあわせ まだかい」(1994年)
作詞:並河祥太
作曲:楠瀬誠志郎
編曲:楠瀬誠志郎武部聡志

楠瀬誠志郎の16thシングル曲。TBS系ドラマ『ぽっかぽか』の主題歌で、続編が放送される度にシングルが再発されている。「ほっとけないよ」と並び、楠瀬の代表曲と言えるポジションにある。曲自体はかなり前から大好きなのだが、オリジナルのシングルバージョンはこの頃初めて聴いた。
ミックスバージョンはイントロなしのサビ始まりとなっている一方、オリジナルはイントロがある。時代性の強いシンセの響き、真っ直ぐすぎるメロディーやボーカルがたまらない。
90年代J-POPの温かみを詰め込んだ名曲。


茶ノ畑珠実(CV:堀江由衣)「Candy Holiday」(2005年)
作詞作曲編曲:アンネ

アニメ『まほらば Heartful days』関連のキャラソン
フレンチポップ〜渋谷系の要素を取り入れたサウンドが展開されたポップナンバー。晴れた休日を思わせる、穏やかかつ爽やかなサウンドと可愛らしい歌声との絡みはこれ以上無いほど心地良い。
キャラソンは非常に曲の当たり外れが激しいものだが、時折こうした大当たりを引いてしまうとキャラソン漁りはやめられない。


奥田民生「空にまいあがれ」(2004年)
作詞作曲:倉持陽一
編曲:奥田民生

(スタジオ音源が見つからなかったので2人が共演したライブ映像を)

真心ブラザーズの楽曲のカバーで、トリビュートアルバム「真心COVERS」に収録。この頃はトリビュートアルバムを色々と漁っており、その中でも特に印象的だったのがこの曲。
原曲のフォーキーで素朴なイメージとは異なり、ピアノが前面に出たジャズ色の強いアレンジとなっている。
最初から自分の曲のように歌いこなすところに奥田民生の実力がうかがえる。この方は他にも様々なアーティストのトリビュートアルバムに参加しているが、どれも素晴らしいカバー。


以上です。次回はまたいずれ…

新年のご挨拶

f:id:Fumirp0924:20260101211030j:image

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

僕個人の2025年は「人生を楽しむ」を掲げ、その通りに過ごすことができた1年だったと思います。

また、長年お世話になっているツイッターのフォロワーさんと行っている企画「異常収穫旅行」が完全に定期イベントとして定着しました。
この旅を見越して…?長距離運転に適した車を選んだ僕としては、非常にやりがいを感じる企画です。


昨年は「今年は少しでもアウトプットを増やせる年にできればと思っています。」と宣言して迎えましたが、当ブログは相変わらずの開店休業状態となってしまいました…

とはいえ、日々の収穫の成果を発表する機会として、「○○年に出逢ったベストソング」記事は続けていきます。

 

今年は趣味と生活との折り合いをうまいことつけながら、改めてアウトプットを増やせる1年にしていきます。


改めまして、本年もよろしくお願いいたします!

2025年の振り返り

f:id:Fumirp0924:20251231071853j:image

晦日らしいです。
一年早くないですか?年々加速している感覚です。
ちょうど良い機会なので、タイトル通り自分語りさせてください。

それでは本題に入りましょう。


【1月】

1/5
ティグアン、納車

f:id:Fumirp0924:20251231072106j:image

f:id:Fumirp0924:20251231072133j:image

「2024年の振り返り」の12月編で書いた通り、貰い事故で力尽きたフォルクスワーゲン(以下VW)・パサートヴァリアントの後釜としてVW・ティグアンを購入。(TDIハイライン 4MOTION)

年明け早々に納車されたのはいいが、その日のうちにトランスミッションの故障(VW車・アウディ車の持病といえるもの)を発症。
偶数のギアしか入らないという気持ち悪い状態のままディーラーに駆け込んだ。結果的に1ヶ月ディーラーに入院。

思い返すと、納車の時に撮影してもらった写真の僕はムスッとした顔をしていた。
(「本当はこれに乗るはずじゃなかったのに…」)なんて、不本意な気持ちは車にも伝わってしまったのだろうか。


1/15
初めて自分で腕時計を購入

f:id:Fumirp0924:20251231072337j:image

大学時代に父親に買ってもらい、愛用し続けていたソーラー式腕時計の秒針が動かなくなったため、急遽購入。
予算30,000円と決めて時計屋さんに行ったところ、セールで25,000円くらいになっていた時計に一目惚れして即決。定価だと40,000円ほどだったので、非常にお得な買い物だった。
クロノグラフ」という響きの格好良さ、文字盤・針・ベルトの色使いがたまらない。
仕事でもプライベートでも使える絶妙なバランス感も良い。


1/18
神奈川県内のブックオフ漁り

f:id:Fumirp0924:20251231072424j:image

(今回の旅の1店舗目・横須賀佐原店)

横須賀、逗子、鎌倉、藤沢、湘南辻堂、茅ヶ崎、寒川の店舗を漁ってきた。
代車(VW・T-Roc)のまま旅した。何故旅しようと思ったかは思い出せない。
結局、この代車に1ヶ月近く乗り、2,300kmほど乗り回してしまった。「自分のやらかしで用意してもらった代車じゃないから、使用を制限される謂れはない」なんて思って乗り回していた。とんだ迷惑である。
しかし、それだけ走っていて楽しい車だったのは事実。


【2月】

2/1
ティグアン、復活

修理を終えてようやく再会。僕はこの日が真の納車日だと思っている。
代車のT-Rocも十分過ぎるほど良い車だったが、1月の下旬くらいからティグアンが恋しくて仕方なくなっていた。
ディーラーを出て家に向かう時、「やっぱこれよ!」とニヤニヤしながら運転してしまった。

パサートという壮絶な最期を遂げたかつての愛車への想いを成仏させ、ティグアンをティグアンとして愛せるようになった。
故障による修理期間も、僕の気持ちを整理する上で貴重な時間だったと思う。


2/22〜2/23
サークル、大阪旅行

f:id:Fumirp0924:20251231072738j:image
f:id:Fumirp0924:20251231072734j:image

大学時代のサークルの友人や先輩方と一緒に大阪旅行へ。ひたすら食べ歩いて飲酒していた。
大阪はいつ行ってもごちゃごちゃしていて、それがいい。
大阪=日本橋というイメージなのは、オタクだからなのだろう。


【3月】

3/20
槇原敬之のコンサートへ

f:id:Fumirp0924:20251231072914p:image

「Buppu Label 15th Anniversary “Showcase!”」に連動したコンサート。
槇原敬之のコンサートは過去に3回観に行ったことがあったが、これまでで一番声が出ているように感じた。
あまり聴けていない時期のベスト盤からの選曲がメイン=馴染みのない曲が多いのではという心配は杞憂に終わり、無事楽しめた。


3/22
伊豆スカイライン、再訪

f:id:Fumirp0924:20251231073054j:image

かつてパサートで走り回った伊豆スカイラインをティグアンで再訪。
同じ場所で同じようなアングルで写真を撮った。やはり走っていて楽しい道である。


3/29
The Whotensのライブへ

f:id:Fumirp0924:20251231112700j:image

1stEP「夜、君と」のレコ発ライブ。下北沢まで車を飛ばし、いつもお世話になっているフォロワーさんと共に行ってきた。
前回よりもさらに充実感のあるライブだったが、グダグダのMCは相変わらずだった。
ここから半年後、解散を発表。結果的に僕にとってはフウテンズのラストライブとなってしまった。


【4月】

4/13
運転用サングラスを購入

f:id:Fumirp0924:20251231112804p:image

去年から欲しいと思っていたが、ようやく購入。サングラスとは思えないほどに分厚いレンズが入っているのはご愛嬌。
似合わない自覚はある。イキリオタクだと思っていただいて大いに結構。

日中から長時間・長距離運転をしていると、運転自体のせいではない目の疲れを感じることがある。恐らく、日光に晒され続けることによる疲労だと思うが、サングラスをかけるとそれが大きく軽減された。
今年買ってよかったものランキング」をやるとしたら迷わず1位にする。


4/26
限界社会人慰安旅行(3回目)

f:id:Fumirp0924:20251231112928j:image
f:id:Fumirp0924:20251231112932j:image
f:id:Fumirp0924:20251231112917j:image
f:id:Fumirp0924:20251231112922j:image

いつもお世話になっているフォロワー3人と共に、今の愛車では初となる日帰り旅。
箱根、茅ヶ崎、横浜…と、神奈川県の様々なエリアを回る旅となった。
静謐な雰囲気漂う箱根の蕎麦屋さんで蕎麦を、そして日帰り温泉を堪能し、茅ヶ崎でサザンゆかりの海岸を散歩、横浜家系ラーメンの有名店でラーメンを貪り、磯子の工場夜景を楽しむ…
大人の贅沢のようなものを体験した旅となった。
またやりましょう。それまで強く生きましょう。


4/29
芝桜を見に行く

f:id:Fumirp0924:20251231113216j:image
f:id:Fumirp0924:20251231113211j:image

ちょうど見頃だったらしく、ニュース番組でも中継されていたので、それを見た勢いのまま、母を連れて富士本栖湖リゾートへ。
小さい頃、母に花や植物の名前を色々と教えられた記憶がある。それが実を結んだのか、この年になって花の美しさがわかるようになってきた気がする。


【5月】

5/17
アドベンチャーワールド

f:id:Fumirp0924:20251231113454j:image
f:id:Fumirp0924:20251231113504j:image
f:id:Fumirp0924:20251231113458j:image

6月末をもってアドベンチャーワールドにいるパンダ4頭が中国に戻るというニュースを聞きつけ、母を連れて駆け込んだ。車で片道6時間程度の長旅。
2頭ずつ別の建屋で飼育されていたのだが、それぞれ1時間以上並んだ。
生でパンダを見るのは初めてだった。
寝ていたパンダが寝返りを打った時、居合わせた人たち皆が歓声を上げていた。僕も思わず歓声を上げた。まさにアイドルだった。


5/24
小規模異常収穫旅行

f:id:Fumirp0924:20251231204301j:image

(18:50に食べた「昼飯」)

3/29に行われたフウテンズのライブ前のこと。川崎市内のブックオフを数店舗漁ってきたのだが、なんともしょっぱい結果に終わってしまったため「振替公演」として企画。
いつもお世話になっているフォロワー・dさんと共に、彼が行ったことの無い三重県内のブックオフの店舗を1日で制覇する旅だった。これを「小規模」というのは中々に異常な発想だった。
天候は雨天だったものの、振替公演は無事大成功。


【6月】

6/28
全編下道横須賀旅

f:id:Fumirp0924:20251231204358j:image

探していたCDが横須賀市内のブックオフに入荷しているという情報を嗅ぎつけ、横須賀市へ突撃。
探していたものは結局無かったのだが、三崎港周辺でまぐろ丼を食べてきた。
行きも帰りも全編下道。


【7月】

7/12
佐野元春のライブへ

f:id:Fumirp0924:20251231204434j:image

昨年6月に続き、父親と行ってきた。
デビュー45周年記念ライブというだけあって、充実感溢れる選曲・パフォーマンスだった。
今が全盛期なんじゃないか?


7/13
上野動物園

f:id:Fumirp0924:20251231204607j:image
f:id:Fumirp0924:20251231204613j:image

「せっかくアドベンチャーワールドに行ったんだし、日本にいるパンダをコンプリートしようぜ!」という思いつきで、母と上野動物園へ。
こちらはオスのパンダもいた。どこかオラついた歩き方をしていて、そこにオスを感じた。
何より、入園料600円に驚いた。流石は天下の上野動物園である。

近くの不忍池では蓮の花が見頃だった。青空とビル群、蓮の花という不思議な組み合わせ。あの世があるのならこういう風景なのかもしれない。


7/19〜21
超異常収穫旅行を開催

f:id:Fumirp0924:20251231204808j:image

(今回の旅の1店舗目・愛媛大洲店)
f:id:Fumirp0924:20251231204812j:image

相棒のdさんと共に、四国のブックオフを全店舗漁るという史上最大規模の異常収穫旅行を決行。キモオタ仕様のお遍路さんと言ったところか。
かなりの長旅ながら、無事全店舗を制覇できただけでなく、前から気になっていた「ンョ゛ハー ゛」にも行くことができた。
最高の旅でした。


7/27
ブックオフ409号川崎港町店へ

f:id:Fumirp0924:20251231204913j:image
f:id:Fumirp0924:20251231204917j:image

車にぬいぐるみを乗せているくらい好きなキャラクター「かえるのピクルス」とブックオフという世にも奇妙な組み合わせのコラボグッズが販売された。実店舗ではブックオフ409号川崎港町店限定で売られていたため、それを聞きつけてグッズを購入してきた。
フォロワー諸氏から「企画したのお前だろ?」と言われたほどの俺得コラボだった。


【8月】

8/9
オールナイトドライブを決行

f:id:Fumirp0924:20251231212428j:image

(深夜3時の海。撮影が下手すぎて、一周回って幻想的な風景になった)

 

20年来の友人と仕事終わりに食事に行き、その後は駄弁りながらあてもなくドライブ。制限速度50キロの走りやすい単調な道で、1周すると1時間くらい経つというちょうどいいドライブコースを見つけた。

しょうもない思い出話、仕事や将来についての真面目な話…同じ話を何回もしていた気がする。最初からオールナイトドライブをしようと思っていたわけではなく、気付いたら朝5時になっており、街は動き始めていた。

こういうノリは学生時代に卒業すべきだったのかもしれないが、25歳にしてまだこうした気力と体力が残っていたのが嬉しい。


8/10
某フォロワーさんと約5年ぶりに再会

f:id:Fumirp0924:20251231212557j:image
f:id:Fumirp0924:20251231212553j:image

高校時代から繋がりがあった同い年のフォロワーさんが久し振りにTL復帰。フォロワーさんが地元に帰省するついでに遊んでもらった。
最後に会ったのは大学3年の頃。敢えて当時と違う遊び方をしようと決めてこの日に臨んだ。
僕はその頃よりはまともになったと信じています。
また遊びましょう。


8/13
友人と東京でバーベキュー

f:id:Fumirp0924:20251231212712j:image

友人が企画した旅。豊洲のWILDMAGICとかいうバーベキュー場へ。僕は旅の全編を通して運転手としての役目を果たした。
大都会の景色を見ながら友人と飲酒、肉を貪る時間は幸せだった…のだが、肉の脂身でダウンしてしまった。僕だけでなく友人2人も。25歳にして無理はできないことを悟った。

酔いも相まって全員のコンディションがカスになったため、わざわざ通常料金から課金し、アルファードのタクシーを呼んでホテルに戻った。
あまりの乗り心地の良さに衝撃を受け、「そりゃ売れるわな」と納得した。


8/23
リア友とオールナイトドライブ

f:id:Fumirp0924:20251231213023j:image

(朝5時の海)

 

前回とは別の友人と。
仕事終わり、友人とラーメンを食べに行った後、そのまま駄弁りながらひたすらドライブ。気付いたら朝日が昇っており、お別れは朝7時半だった。
彼とは共通の友人も交えて遊ぶことが多く、二人きりで長時間遊んだことはこれまでほとんどなかったように思う。
15年ほどの付き合いにして、お互いの知らない一面を色々と知ることができた回だった。


【9月】

9/13〜15
義兄弟オフ会+異常収穫旅行

f:id:Fumirp0924:20251231213141j:image
f:id:Fumirp0924:20251231213137j:image
f:id:Fumirp0924:20251231213134j:image
f:id:Fumirp0924:20251231213148j:image
f:id:Fumirp0924:20251231213144j:image

音楽の趣味を通して繋がった、「義兄弟」という言葉がよく似合うフォロワーさん2人と愛知県内のドライブ旅。それぞれ何度もお会いしてきたが、このメンツで集まるのは初めてだった。
知多半島の最南端から渥美半島の最南端まで車で移動するという異常ドライブ。
兄貴とお別れしてからは、弟といつも通りの異常収穫旅行。


9/23
長野県内のブックオフ制覇

f:id:Fumirp0924:20251231213232j:image

(この旅の1店舗目・中野七瀬店)

 

2年前に飯田店に行って以来、時間をかけて少しずつ長野県内の店舗を回ってきたのだが、ふと思い立って残っていた店舗を全て回ってきた。
この旅で最初に行った「中野七瀬店」という店名が印象的。僕が知っている中で、一番かわいい名前のブックオフである。中野七瀬ちゃん…


9/24
誕生日を迎え、26歳になる

f:id:Fumirp0924:20251231213434p:image

去年はそこまででもなかったのだが、26歳になった瞬間に「このままでいいのか」という漠然とした焦りや不安に襲われるようになった。
「クォーターライフクライシス」とかいうおしゃれな名前がついているらしい。僕と同じようなことを言っている友人や同世代のフォロワーも多い。自分だけではなかったんだなと。


9/30

The Whotens、解散を発表

 

なんとなく覚悟はしていたが、いざ実際に発表されるとショックだった。
「一番身近なロックスター」は、ただの友達に戻った。青春の終わりを感じた。


【10月】

10/5

古着屋デビュー

f:id:Fumirp0924:20251231213800p:image

車の趣味で繋がった友人に誘われ、彼がやっている古着屋へ。古着屋に行くのはこれが初めてだった。
以降も何回か足を運び、色々と購入している。僕のファッションセンスの無さは自覚しているので、友人のセンスに絶大なる信頼を置いている。
CD・本・車…何かと中古に縁が深い人間だけに、古着も違和感無く受け入れることができた。


10/12
限界社会人慰安旅行(4回目)

f:id:Fumirp0924:20251231213932j:image
f:id:Fumirp0924:20251231213937j:image
f:id:Fumirp0924:20251231213941j:image

今回は千葉県内の旅。これまでと若干異なるメンバーでの旅となった。
千葉県内を南から北まで移動する、これまた異常な旅程だった。
「飯には本気を出す」「自然を堪能する」「良い感じの日帰り温泉に行く」というこれまでのコンセプトはそのままに、「贅沢な休日」を実現させた。


10/25
スターダストレビューのライブへ

f:id:Fumirp0924:20251231214106j:image

デビュー45周年ツアー。2027年まで予定されているという超絶ロングツアーである。
彼らのライブに初めて行ったのだが、歌唱力と演奏が凄過ぎる。CD音源通りどころかそれ以上だった。しかも、ステージにいる間は水分補給していないように見えた。
ライブ活動で圧倒的な支持を集めてきたバンドの真髄を見た。


【11月】

11/1
ピクニックに行く

f:id:Fumirp0924:20251231214239p:image

大学時代のサークルの先輩方に誘われ、公園でピクニック。参加者各自で食材持ち寄りのスタイル。
この手の経験が全く無いだけに、何を持っていけばいいのかひたすら悩み、AIに聞いた結果ケンタッキーのセットとした。ダブり上等で持って行ったが、結局被らず。皆様からの絶賛も得られた。
晴れた休日の公園は穏やかな時間が流れていた。自分では到底やらないようなことに誘ってくれる人たちは大切にしたい。


11/16
鈴木英人の展覧会に行く
香嵐渓で紅葉を堪能

f:id:Fumirp0924:20251231214449j:image
f:id:Fumirp0924:20251231214444j:image
f:id:Fumirp0924:20251231214440j:image

かねてから「美術館巡りを趣味にしたい」と思っていたところ、近場でちょうどいい展覧会があったので行ってきた。
この日はご本人が来場し、トークショーや図録の購入者へのサイン会も行われた。ただ、あまりにも待ち時間が長かったので、図録のみ購入してサイン会は断念。
今更ながら、桑田佳祐波乗りジョニー」のジャケ写はこの方によるものだと初めて知った。

サイン会を諦めた代わりに、もう少し足を延ばして紅葉シーズンの香嵐渓へ。ラスト1〜2kmのところから駐車場にありつくまで1時間半ほどかかる混雑ぶり。
紅葉は美しかったが、日本中、いや世界中のカップルでごった返していた。その中を早足で通り抜ける単身のオタク。紅葉と同じくらいかそれ以上に鮮やかなコントラストがそこにあった。


【12月】

12/6
スタッドレスタイヤ童貞卒業

f:id:Fumirp0924:20251231214558j:image

タイヤ・ホイールショップで働いている友人の協力を得て、スタッドレスタイヤを初めて購入。去年は契約までしていたのだが、お店に行く数日前にパサートが事故に遭ってしまったのだった。
自分の車と合うサイズ感のタイヤやホイールが中々無かったものの、非常に状態の良い中古タイヤ・ホイールが見つかり、当初の予定よりもかなり安く調達できた。


12/13〜14

第9回異常収穫旅行を決行

f:id:Fumirp0924:20251231214656j:image

(大阪府編の1店舗目・高槻別所店)

 

今回は滋賀県内及び大阪府内のブックオフ漁りの旅。相方のdさんが滋賀県内のブックオフに行ったことが無かったようなので、この旅をもって制覇。
愛車のオーディオの音質が非常に良いことに気付いたため、今回の車内BGMはお互いに持ち寄ったCDから交互にセレクトして流す「異常鑑賞会」スタイルとした。
お互いの原点に立ち返り、今後について考える良い機会になった。


12/20

ネイル童貞卒業

f:id:Fumirp0924:20251231214914j:image

以前から指や爪が綺麗と言われることが多かったので、なんとなくやってみたいと思っていたのだが、ノリと勢いに押されてようやくネイルサロンへ。
クリアジェルにした。思っていた以上に繊細で緻密な作業の果てに完成した。
仕事中や運転中に手元を見ると不思議とテンションが上がる。世の女性の気持ちがほんの少しわかった気がした。


12/21
革靴を初めて購入

f:id:Fumirp0924:20251231215112j:image

ファッションが好きな友人との日帰り旅で「次どうする?」となった時、「俺のローファー探しに付き合ってもらっていいすか」と切り出し、近くにあったREGALの店舗へ。
少し前から「いい感じのローファーが欲しい」と思っていたのだった。
友人からアドバイスを貰いつつ、35,000円ほどのローファーを購入。中々合うサイズ感が見つからない中で、見た目やサイズ感、履き心地の全てが理想といえるものだった。


12/29
大学時代のサークルの忘年会に参加

f:id:Fumirp0924:20251231215229p:image

毎年行われており、今年も参加。
いつも通り先輩方と飲酒、カラオケなど楽しい時間を過ごした。色々と慌ただしい中でも予定を合わせて集まれることは本当にありがたいことだと思う。
前述の古着屋で購入したものでコーデを組んでいったところ、服装を「お洒落」「似合ってる」などと褒めてもらえた。僕のセンスというより古着屋の友人のおかげなのだが、生涯で初めて受け取った褒め言葉だった。


以上です。


今年の僕は「人生を楽しむ」を掲げていた。
その通りの1年にできたと思うし、ここに挙げた以外にも数えきれないほどの思い出がある。

いい1年にできたなと。

来年も引き続きよろしくお願いいたします!

輝く! 収穫大賞2025

f:id:Fumirp0924:20251229103249j:image

 

2021年にただの思いつきだけで始めたこの企画。

今年もやっていきます。

今年も多くの作品を収穫してきたわけですが、その中でも特に印象的なものや、入手できて嬉しかったものをピックアップして紹介していきます。


ジャンルは以下の通り。
・最高値部門(読んで字の如く)
・収穫大賞2025(シングルやアルバムなど問わず、今年入手した作品の中で特に入手できて嬉しかったもの)


まず、最高値部門は…

藤村鼓乃美「SUMMER VACATION」(2013・36,000円)です!

 

SUMMER VACATION

SUMMER VACATION

Amazon

 

声優界隈屈指のレア盤にしてとんでもないプレミアがついた作品。
再発やサブスク解禁が望めず、相場の下がり目も見えないことから、夏季賞与を手にした勢いのまま購入しました。
北川勝利ワークスが好きな僕にはたまらない名盤でした。


続いて、収穫大賞2025のノミネート作品は下記の通り。

小坂明子「Again+2」(2017)
横山輝一「ARTIST’S PROOF」(2003)
小林健「SIZZLE」(1987)
ときめきメモリアル「旅立ちの詩 オリジナル・ゲーム・サウンドトラック」(1999)
アドベンチャーワールド「Feel Nature〜やさしさをあなたに〜」(?)
・村井博「あなたは変わるかもしれない」(1991)
・The Letter「美しい光景」(2012)
藤村鼓乃美「SUMMER VACATION」(2013)
・藤沢玲花「ひだまりの詩」(2010)
・花日&結衣「Boyfriend♡」(2015)

以上です。長らく探していたものが多くを占めています。


そして…収穫大賞2025は…!

 

 

 

村井博「あなたは変わるかもしれない」です!

f:id:Fumirp0924:20251229103644j:image

90年代シティポップを代表するレア盤にして名盤「NATURAL」の後にひっそりとリリースされた、彼のラストシングル。
ネット上でもほぼ出回っていないかなりのレア盤。旅先のブックオフで偶然この8cmを見つけた時の心臓のバクつきは忘れられません。
収穫したのは半年以上前なのですが、その時点から(「今年の収穫大賞はこれだろうな」)とほぼ確信していたほどです。


輝く!収穫大賞2025は以上です。
2026年も数多くの作品との素晴らしい出逢いに恵まれますように。

2025年に出逢ったベストソング(上半期前編)

f:id:Fumirp0924:20251227082721j:image

 

大変ご無沙汰しております…
「上半期前編」ということで、1月~3月に出逢ったベストソングを挙げていきます。

いつもの如く今年リリースの曲はあまりにも聴いた量が少ないので「2025年のベストソング」はやりません。
「2025年に出逢ったベストソング」ということで、過去の作品を聴いた中で特にハマった曲を年代問わず紹介していきます。一部今年リリースの曲もあります。
今年初めて聴いた曲だけでなく、過去に聴いたことがあって今年その良さを再認識した曲も含んでいます。

YouTubeなど動画サイトにアップされているものは貼っています。
(※容量の負荷で重くなってしまっているかもしれません。ご了承ください。)

それでは本題に入りましょう。


【1月】

・鈴木ユカリ「Stand By You」(1992年)
作詞:田口俊
作曲:前田克樹
編曲:亀田誠治

 

鈴木ユカリの2ndシングル「ときどき電話して」のC/W曲。1992年にデビューし、シングル5作をリリースしたアイドル歌手。昨年12月下旬のフォロワーとの収穫旅でこのシングルを収穫した。
爽快感溢れるポップロックナンバー。初めてこの曲を聴いた時、イントロの時点で既に名曲と確信したのを覚えている。
あまり語られることがないのが残念だが、前田克樹のメロディーメーカーぶりは凄い。80年代~90年代の女性ボーカルの作品でこの方の名前を見かけるとテンションが上がる。それくらい勝手に信頼を置いている。


小坂明子「OCEAN FLOOR」(1983年)
作詞作曲:小坂明子
編曲:萩田光雄

小坂明子の5thアルバム「Again」の収録曲。この方については1973年リリースのデビュー曲「あなた」のイメージしか無かったのだが、このアルバムはシティポップ・AOR色の強い作風。以降は作曲家としての活動が中心となる。
洗練されたメロディーと演奏が心地良いミディアムナンバー。アルバムの中でも一際シティポップ色の強い曲で、一聴しただけで魅かれた。
再発盤(初CD化盤)が高騰してしまっているのが辛いところ。


・宮川真奈美「ALWAYS TOGETHER」(1996年?)
作詞:市井佐代
作曲:石田雄一
編曲:?(クレジットなし)

和歌山県南紀白浜アドベンチャーワールドのテーマソング。アドベンチャーワールドの数あるテーマソングの中でもこの曲は特に人気が高く、関西圏の人々に親しまれているという。
恋人への愛をテーマにした詞世界も相まって、結婚式にでも使われそうな曲となった。もはや女性ボーカル版の「Love is…」(河村隆一)のようである。
YouTubeのコメント欄を見ると、実際に結婚式にこの曲を使った方がいらっしゃるようだった。
先日、パンダを見にアドベンチャーワールドまで旅したのだが、園内でこの曲が流れているのを聴いた時は心から感動した。


・川島郁子「TRUE MY FRIEND」(1998年?)
作詞:市井佐代
作曲:石田雄一
編曲:?(クレジットなし)

「ALWAYS TOGETHER」と同じく、和歌山県南紀白浜アドベンチャーワールドのテーマソング。
イントロからして「あ~!90年代の音ォ~!」と絶叫したくなる。キラキラシンセと高揚感溢れるメロディー、無邪気さを感じさせるボーカル…どれを取っても一聴して引き込まれる強さがある。
90年代J-POPが持つ煌めきを存分に注ぎ込んだ名曲だと思うし、これがローカルテーマパークから生まれたというのが何とも面白い。


小林健「モナリサ・リップス」(1987年)
作詞:三浦徳子
作曲:小林健
編曲:武部聡志

小林健の2ndシングル曲。シティポップのマイナーどころとして再評価されている。流通量の少なさと内容の良さから、作品は軒並みプレミアがついている。
多重録音システムを駆使した、シンセポップ的な質感を持ったシティポップを得意としたアーティストで、この曲はその真骨頂と言える。
メロディー、サウンド、歌詞、タイトルの言葉選び、PV…曲のどれをとってもトレンディーそのもの。
関口メンディー並みのテンションで「トレンディー!」と叫びたくなる。


金月真美「Do you remember me」(1999年)
作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦
編曲:岩崎元是

金月真美の10thシングル「トワイライト・アヴェニュー」のC/W曲で、岡崎友紀の楽曲のカバー。このバージョンの直後にキタキマユもこの曲をカバーし、そちらはドラマ主題歌としてヒット。表題曲は高騰しているベスト盤「たからもの」に収録されているが、この曲はアルバム未収録。
オリジナルと同じく、ウォール・オブ・サウンドを取り入れたサウンドによるポップナンバー。岩崎元是の真骨頂のようなアレンジが素晴らしい。金月真美の歌声の魅力が存分に発揮された音作りで、この辺りは2人の相性の良さがうかがえる。


【2月】

館林見晴(CV:菊池志穂)「星空のパワー」(1999年)
作詞:秋山奈津
作曲:桐岡麻季
編曲:岩崎元是

ときめきメモリアル』のキャラクター、館林見晴のキャラソン。ドラマシリーズ『旅立ちの詩』のエンディングテーマ。『旅立ちの詩』のサウンドトラックのみ収録されているが、サントラはプレミアがついている。
爽快かつ可愛らしいアイドルポップ。絶頂感さえ感じられるようなサビは何度でも聴きたくなる。彼女のキャラクターや心情に寄り添った詞世界も魅力的。
いつもお世話になっているフォロワーさん2人とほぼ同時にサントラを収穫したという不思議な縁も相まって、ときメモ関連の中でも特に思い入れのある曲。


・清澄高校麻雀部「きみにワルツ」(2017年)
作詞作曲:ユカ(みみめめMIMI)
編曲:CHRYSANTHEMUM BRIDGE

清澄高校麻雀部の唯一のシングル曲で、実写版ドラマ・映画『咲-Saki-』のオープニングテーマ。作品のキャストである浜辺美波・浅川梨奈・廣田あいか・山田杏奈・古畑星夏によるユニット。
可愛らしい雰囲気を持ったポップナンバー。アイドルポップとアニソンの中間を行くような質感がたまらない。
何より、今をときめく人気女優の貴重な歌声を堪能できる曲でもある。女優の歌手活動大好きマンとしてはありがたいばかり。


古柴香織「大好きと言ったら笑うかな」(1993年)
作詞:西脇唯
作曲:羽田一郎
編曲:岩本正樹

古柴香織の2nd(ラスト)シングル曲。後に美栞 了(みかんりょう)と改名して女優として活動するが、近年は活動の様子が見られない。1stシングル「あなただけしか見えないものを探して」はよく出回っているが、今作はあまり出回っていない上に高騰している。
タイトル通りの幸の薄さに溢れた詞世界が印象的なミディアムナンバー。アイドルポップを限りなく同時代のガールポップに寄せたようなメロディーやサウンドが展開されている。
2段階で用意されたようなサビが素晴らしい。


四銃士「DO YOUR BEST」(1994年)
作詞:實川翔
作曲:大内義昭
編曲:岩崎文紀

四銃士によるシングル曲。ジャニーズグループの忍者から2人脱退し、4人体制となって初のシングル。「四銃士」名義でのリリースは今作のみ。アルバム未収録曲なので、8cmシングルは高騰している。
FIVBワールドスーパー4バレーの中継番組でイメージソングに起用された。ジャニーズとバレーボール中継との繋がりのきっかけなのかもしれない。
一度聴いて忘れる方が難しいほどにキャッチーなサビが印象的なポップナンバー。ホーンやスラップベースが多用されたサウンドが曲の高揚感を引き立てている。


【3月】

・The Whotens「夜、君と」(2025年)
作詞作曲:かんざわりあむ

編曲:TOMOTAKE & The Whotens

The Whotensの10th配信シングルで、1stEPのタイトル曲。
彼らとしては初となるラブソング。冬の夜を舞台にしている。相手やこれから待ち受ける展開への戸惑い、期待…情景だけでなく、そうした心情も丁寧に綴られている。「童貞臭い詞世界」と言ったら貶してしまっているようだが、最大限の褒め言葉である。吉田やもりのボーカルは詞世界の魅力を最大限に引き出している。
2000年代の邦ロックを彷彿とさせる曲調やギターサウンドも素晴らしい。フウテンズの最終到達点にふさわしい名曲。


大塚純子「夢のかけら」(1992年)
作詞:大塚純子
作曲:三井誠
編曲:西本明

大塚純子の6thシングル「Hip Boyの悲劇」のC/W曲(表題・この曲共にアルバム未収録)で、専門学校日本スクールオブビジネスのCMソング。タイアップ相手の経営母体は立志舎とのことで、武内千佳「夢は終わらない」のご先祖様のような立ち位置の曲。
曲自体も、そちらを彷彿とさせるポジティブさ全開のポップナンバー。作曲を手がけた三井誠は今作と同年に稲垣潤一クリスマスキャロルの頃には」を提供しており、覚醒したとしか言いようがない。
メロディー、アレンジ、歌詞、ボーカル…曲を形作る全てが明るく前向き。


・TEARS「あの空を忘れない」(1995年)
作詞:葛原豊
作曲:多々納好夫
編曲:加藤貴也

TEARSの6thシングル曲。ビーイング直系か否かはともかく、ビーイング関連の作家やミュージシャンが数多く参加していたバンド。唯一のアルバムがリリースされた後のシングルなので、当然ながらアルバム未収録。
多々納好夫による、キャッチーかつ哀愁を漂わせたメロディーがたまらないポップロックナンバー。歌い出しがサビなので、初めて聴いた時はその時点で勝ちを確信した。
ヒット性の高い曲だと思うが、これが埋もれてしまったところに90年代J-POPの層の厚さを痛感させられる。


吉成圭子「君だけの道」(1995年)
作詞:木本慶子
作曲:前田克樹
編曲:根岸貴幸

吉成圭子の2ndシングル曲。アイドルグループ・制服向上委員会の初代リーダーとして活動後のソロ作品。ソロシングル3作のうち、この曲のみ『魔法騎士レイアース』関連のタイアップがつかなかった。
どこかノスタルジックな雰囲気を持ったアイドルポップナンバー。実際のリリース年よりも数年前に出ていそうな雰囲気がある。吉成の透き通った歌声も含め、聴き心地の良さはかなりのもの。
この曲も前述した前田克樹が作曲を手掛けた。やはりこの方は只者ではない。


・FACE FREE「Fighting!」(1995年)
作詞作曲:FACE FREE
編曲:大阪哲也

FACE FREE唯一のシングル曲。『キャプテン翼J』のオープニングテーマに起用された。ボーカルの渡辺学は後にAOR系のソロアーティストとして再デビュー。音楽性の変貌ぶりが凄まじい。
タイアップ相手にふさわしい、爽快なポップロックナンバー。ギター主体のサウンドや応援歌の色が強い詞世界も含め、曲のどこを取ってもポジティブそのもの。
僕が小学生の頃、夏休みになると『キャプテン翼』や『タッチ』が再放送されていたのを思い出した。だからこの曲に聴き覚えがあったんだな。


上半期前編は以上です。続きはまたいずれ…

天野滋「BECAUSE OF YOU」

f:id:Fumirp0924:20250630214645j:image

 

 

ストリーミング配信について…現時点では配信されていない。

 

【収録曲】
全曲作詞作曲編曲:天野滋
プロデュース:天野滋・加藤要

 

1.狂ったダイヤモンド ★★★★☆
2.Julietの憂鬱 ★★★★☆
3.ピンクの風 ★★★☆☆
4.夏のかけら ★★★★★
5.NIGHT CLUBBING ★★★★★
6.VISITOR ★★★★★
7.吐息のジェラシー ★★★☆☆
8.BIRTHDAY ★★★☆☆
9.POISON or NO.5 ★★★☆☆
10.RAIN DANCE ★★★☆☆

 

1988年10月21日発売
ハミングバード
最高位不明 売上不明

 

天野滋の2nd(ラスト)ソロアルバム。今作と同日にシングル「VISITOR」がリリースされた。NSP時代の1stソロアルバム「あまのしげる」からは12年ぶりのリリースとなった。

 

天野滋は1973年にデビューしたフォークグループ・NSPのボーカル・ギターにしてリーダーとして活躍。NSPはメンバーチェンジを経て、1987年まで活動。今作はNSPの活動停止後初のソロ作品となる。

 

今作リリース後は楽曲提供を中心に活動。2002年にはオリジナルメンバーでNSPが再始動。精力的に活動するも、2005年7月に死去。
結果的に今作が最後のソロ作品となった。

 


「狂ったダイヤモンド」は今作のオープニング曲。妖しげな雰囲気を放つミディアムナンバー。コーラスによるサビはかなりインパクトのある仕上がり。イントロのシンセの音色からこの曲の世界に引き込まれる。
歌詞は性生活に溺れる女性を「狂ったダイヤモンド」に例えている。二人の爛れた関係が伝わってくるような、危うい詞世界となっている。ただ、天野の真摯なボーカルによって猥雑さが抑えられている印象がある。
この曲を聴いただけでも、NSP時代との作風の変化がよくわかると思う。


「Julietの憂鬱」は前の曲に続いて、エレクトロファンク色の強いサウンドが展開されたミディアムナンバー。生音とシンセとのバランスが取れたサウンドは聴きごたえがある。サビはファルセットによるボーカルも相まってかなりキャッチーにまとめられている。
歌詞はタイトル通り「Juliet」の様子や、彼女に片想いする男性の心情が綴られている。淋しさを堪える女性の姿が想像できる。
80年代後半独特の時代性が出たサウンド面がたまらない曲。


「ピンクの風」は今作と同時にリリースされたシングル「VISITOR」のB面曲。イントロ無しでボーカルから始まる構成となっている。天野のボーカルでしっとりと始まったと思えば、この曲もまたファンキーなサウンドが展開されていく。サウンド面はギターのカッティングが主体となっている。
歌詞は冷めた関係の恋人とドライブしている様子が描かれたもの。生々しささえ感じられるような描写に引き込まれる。
この曲はアレンジに力が入っている印象がある。


「夏のかけら」はここまでの流れを落ち着けるバラードナンバー。どこか懐かしさを感じさせる素朴なメロディーで聴かせる。叙情的かつキャッチーなサビは何度でも聴きたくなる。シンセをはじめとした音の主張は控えめで、天野のボーカルを引き立たせるアレンジとなっている。
歌詞は夏の終わりの避暑地を舞台にしたもの。明日から離れ離れになる恋人と過ごす様子が描かれている。
今作の中でも一番好きな曲。職場の昼休み中、ラジオで流れてきたこの曲をきっかけに天野滋や今作を知っただけに思い入れが深い。


「NIGHT CLUBBING」は再び流れを戻すエレクトロファンクナンバー。イントロが1分近くあるのが特徴。この曲も重厚なシンセベースやギターのカッティングが前面に出たサウンドとなっている。女性コーラスが目立ったサビは一聴しただけでもよく耳に残る。
歌詞はナイトクラブに繰り出す女性と、彼女に魅かれてしまった男性の心情が描かれている。淫靡な世界観を持った歌詞なのだが、それでも下品にならないのが絶妙。
今作は夜を思わせる曲が多く並んでいるが、その路線の中でも一番好きな曲。


「VISITOR」は今作と同時にリリースされたシングル曲。今作の中でも一際爽やかなポップナンバー。開放的な雰囲気を持ったサビは聴き心地が良い。シンセ主体のサウンド面が曲をよりポップなものにする。やたらとパワフルでくっきりとしたリズムはこの時代ならでは。
歌詞はメッセージ性の強いもの。自らを「VISITOR」と例え、過去と決別しようとする男性が描かれている。「またすぐに ゼロから始める」というフレーズは力強さに溢れている。
ソロとしてのキャリアをスタートさせた天野の想いが詞世界に反映されているように思うので、この曲がシングル曲になったのも頷ける。


「吐息のジェラシー」は今作の中でも特に疾走感のある曲調が印象的なポップナンバー。英語詞が多用されたサビはかなりキャッチーな仕上がり。コーラスワークや打ち込みによるストリングスがスリリングな雰囲気を演出する。
歌詞は既に恋人がいる相手に片想いする男性の心情が綴られている。本心を見せない相手に振り回される姿が浮かんでくる。
曲調とアレンジの相性がよく合っており、それがクセになる。


「BIRTHDAY」はここまでの流れを落ち着けるスローナンバー。穏やかな雰囲気を持ったメロディーとボーカルで聴かせる。アコギの音色が前面に出たサウンドは新鮮に感じられる。とはいえアコースティックに振り切ったわけではなく、シンセも使用されている。
歌詞はタイトル通り誕生日パーティーをテーマにしたもの。祝ってくれる友人もいて満たされているはずなのに、「君」の不在に落ち込む。「君」はどれだけの存在だったのだろうか。
今作の中では最もNSP時代に近い作風の曲だと思う。


「POISON or NO.5」は再び夜を思わせる曲。タイトルの「POISON」は「ポワゾン」と読む。シンセとギターのカッティングが絡んだサウンドが妖艶なイメージを作り出している。
歌詞は別れを決めた恋人と過ごす夜が描かれている。今までの関係に戻れないと悟っているが、それでも相手は誘惑してくる。タイトルに著名な香水のブランドが使われているだけに、危うい魅力を持った相手の姿が浮かんでくる。
曲全体から溢れるアダルトな雰囲気に不思議と引き込まれる。


「RAIN DANCE」は今作のラストを飾る曲。しっとりとしたバラードナンバー。甘美なメロディーとボーカルで聴かせる。ピアノやシンセによるストリングスが前面に出たサウンドでメロディーを引き立てている。
歌詞は雨の日を舞台に、恋人と愛し合う姿が描かれている。文学的な魅力を持った詞世界は天野の作詞家としての実力が存分に発揮されている。
ラスト以外に置き場所の無いようなバラード。映画のエンディングのような雰囲気がある。


実店舗・ネットともに高値で出回っている。
NSP時代の叙情派フォーク的な音楽性とは打って変わって、シティポップ〜ブラックミュージック色の強い作風となっている。
NSPの作品に慣れ親しんだリスナーは随分面食らったと思うが、逆にこの手のサウンドが好きな方にはたまらない名盤になる。
充実した作品だっただけに、結果的に最後のソロ作品になってしまったのが残念。

 

★★★★★

村井博「NATURAL」

f:id:Fumirp0924:20250624213259j:image

ストリーミング配信について…現時点では配信されていない。

https://amzn.asia/d/jhAvmqD

 

【収録曲】

全曲作詞 森浩美
1.2.作詞 真名杏樹
1.作曲 佐藤健
2.3.作曲 都志見隆
4.作曲 中崎英也
5.作曲 羽場仁志
6.作曲 長岡成貢
7.8.作曲 村井博
9.作曲 羽田一郎
10.作曲 白井良明
全曲編曲 GREG MATHIESON
1.3.編曲 GREG MATHIESON・JERRY HEY
2.4.編曲 船山基紀
サウンドプロデュース GREG MATHIESON
プロデュース RYOUICHI OKUDA & TAKASHI “TACK” NUMATA

 

1.OFF LIMITな夜 ★★★★☆
2.VIDEO DAYS ★★★★★
3.生粋 ★★★★☆
4.涙の消える場所 ★★★★☆
5.夏の隠れ家〜Weekend Resort〜 ★★★★★
6.Pacific Side Hotel ★★★☆☆
7.光の朝 ★★☆☆☆
8.A LONG TIME AGO ★★★☆☆
9.鉄爪 ★★★★☆
10.June・25〜Xmasからいちばん遠い日〜 ★★★★☆

1990年6月25日発売
パイオニアLDC
最高位不明 売上不明

 

村井博の3rd(ラスト)アルバム。シングル「VIDEO DAYS」と同時発売された。前作「Dolphin Kick」からは1年ぶりのリリースとなった。

 

村井博は1988年にデビューしたシンガーソングライター。1991年までにシングル5作・アルバム3作をリリース。


「OFF LIMITな夜」は今作のオープニング曲。爽快なポップファンクナンバー。村井のハイトーンボイスが冴え渡るサビはキャッチーな仕上がり。ホーンセクションやギターのカッティング、スラップベース…ファンキーな演奏が高揚感を演出している。
歌詞は夜のロサンゼルスを舞台にしたもの。どこか妖しげかつ背徳感をイメージさせる詞世界となっている。

今作はロサンゼルスでレコーディングされているので、その辺りも詞世界に反映されているのかもしれない。


「VIDEO DAYS」は今作と同日にリリースされたシングル曲。コンビニのサンクスのCMソングに起用された。
爽やかなポップナンバー。一聴しただけで口ずさめるほどにキャッチーなサビはCMソングならでは。シンセ主体のアレンジやサビのコーラスワークがポップなメロディーをより際立たせている。
歌詞は青春時代の恋を回想したものだと解釈している。一つ一つの描写が鮮やかで、聴いているとその光景がすぐに浮かんでくる。
村井のキャリアの中でも一際王道なポップスに寄った曲という印象がある。


「生粋」はシングル「VIDEO DAYS」のC/W曲。タイトルは「じゅん」と読む。
哀愁を帯びたメロディーで聴かせるミディアムナンバー。謡曲の色が強めなメロディーと、AOR色の強い洗練されたサウンドとの絡みが不思議と心地良い。
歌詞は関係が冷め切った恋人たちをイメージさせるもの。主人公はあくまでやり直したいと思っているようだが、果たしてそれは叶うのだろうか。
同時代の曲よりも数年前の曲のような質感がたまらない。


「涙の消える場所」はスリリングな雰囲気を持ったファンクナンバー。シンセベースが前面に出たサウンドは非常にファンキー。生音ではなく、シンセベースだからこそ出せるグルーヴ感がある。サビでは女性コーラスも起用されており、曲の世界観を演出している。
歌詞は失恋した相手を夜のドライブデートに連れ出す…というシチュエーションだと解釈している。
曲調やサウンド面と詞世界がぴったりと合っている曲という印象がある。


「夏の隠れ家〜Weekend Resort〜」は前の曲から一転して、メロウな雰囲気に溢れたスローナンバー。甘美なメロディーとボーカルには身を委ねたくなる心地良さがある。イントロを聴いた瞬間、現実とも空想ともつかないようなリゾート地の光景が浮かんでくる。曲の世界観を崩さない程度に、しっかりと主張したサウンドも聴きごたえがある。
歌詞はタイトルからイメージできる通り、恋人とリゾート地で過ごす時間が描かれている。日常を離れ、二人だけの幸せな時間を楽しむ様子が浮かんでくる。
今作の中で一番好きな曲だし、90年代シティポップという括りの中でも特に好きな方に入ってくる。名曲。


「Pacific Side Hotel」は前の曲からの流れを変えるポップナンバー。この曲もまた、歌謡曲のテイストを感じさせるメロディーが展開されている。サウンド面はギターのカッティングやホーンが前面に出ており、ファンキーな仕上がり。
歌詞はタイトル通りホテルの光景が描かれている。別れることが決まっている男女の様子や心情が伝わってくる。
曲調や詞世界はオメガトライブの作品に通じている感じがする。


「光の朝」はアコギが前面に出たサウンドで聴かせるスローナンバー。次の「A LONG TIME AGO」とともに、村井自ら作曲を手掛けている。
どこか煮え切らない雰囲気のメロディーは村井独特の魅力といえる。タイトル通りの清涼感を持ったサウンドやボーカルが心地良い。
歌詞は爽やかな朝を思わせるもの。目覚めは悪かったが、街に出てふと目にした風景に心を奪われ、ポジティブな気持ちを取り戻す…そうした姿が描かれている。
他の曲とは異なる世界観を持っており、今作の中でも異色な立ち位置の曲だと思う。


「A LONG TIME AGO」はここまでの流れを落ち着けるバラードナンバー。しっとりとした曲調ながら、サビは耳に残る仕上がり。ピアノを主体とした音数の少ないアレンジで、村井のボーカルを最大限に引き立てている。
歌詞はかつての恋人のことを思い出しながら後悔する男性の姿が描かれている。幸せな思い出ばかりが蘇って苦しむ。何とも切ない詞世界である。
村井のボーカリストとしての魅力を堪能できる曲だと思う。


「鉄爪」は再び流れを戻すファンクナンバー。タイトルは「ひきがね」と読む。
英語詞から始まるサビは一度聴いてすぐに馴染むほどにキャッチー。ギターのカッティングやホーン主体のアレンジは非常にファンキー。イントロのカッティングからこの曲に引き込まれる。
歌詞は恋人と再会した時の様子がスリリングに描かれている。主人公は恋人にその後の全てを委ねる。「たった2週間を 永遠と感じたのか」というフレーズが好き。
この曲はサウンド面が自分好みそのもの。落ち着いた曲が続いてきただけに、なおさら際立っている。


「June・25〜Xmasからいちばん遠い日〜」は今作のラストを飾る曲。
哀愁を帯びたメロディーや演奏で聴かせるミディアムナンバー。全体を通して派手に盛り上がることはないが、それでもサビはキャッチーにまとめられている。
歌詞はタイトル通り6月25日をテーマにしており、この日を「Summer Xmas」と呼んでいる。この曲もまた、別れた恋人へのメッセージが綴られている。
今作の発売日は6月25日だが、この曲のタイトルに合わせたのだろうか。そうだとすると、とても粋な演出だと思う。


中古屋では見たことが無い。
ネットでは非常に高騰しており、定価の数倍高い価格で出回っている。
高騰も頷けるだけの充実した内容の名盤。
ジャケ写のイメージ通り、全編通して清涼感に溢れた曲が揃っており、夏を過ごすお供として聴くには打ってつけ。
90年代シティポップにおける傑作と言い切れる。だからこそサブスク解禁されてほしいところ。

 

★★★★★