2025年に出逢ったベストソング(上半期前編)

f:id:Fumirp0924:20251227082721j:image

 

大変ご無沙汰しております…
「上半期前編」ということで、1月~3月に出逢ったベストソングを挙げていきます。

いつもの如く今年リリースの曲はあまりにも聴いた量が少ないので「2025年のベストソング」はやりません。
「2025年に出逢ったベストソング」ということで、過去の作品を聴いた中で特にハマった曲を年代問わず紹介していきます。一部今年リリースの曲もあります。
今年初めて聴いた曲だけでなく、過去に聴いたことがあって今年その良さを再認識した曲も含んでいます。

YouTubeなど動画サイトにアップされているものは貼っています。
(※容量の負荷で重くなってしまっているかもしれません。ご了承ください。)

それでは本題に入りましょう。


【1月】

・鈴木ユカリ「Stand By You」(1992年)
作詞:田口俊
作曲:前田克樹
編曲:亀田誠治

 

鈴木ユカリの2ndシングル「ときどき電話して」のC/W曲。1992年にデビューし、シングル5作をリリースしたアイドル歌手。昨年12月下旬のフォロワーとの収穫旅でこのシングルを収穫した。
爽快感溢れるポップロックナンバー。初めてこの曲を聴いた時、イントロの時点で既に名曲と確信したのを覚えている。
あまり語られることがないのが残念だが、前田克樹のメロディーメーカーぶりは凄い。80年代~90年代の女性ボーカルの作品でこの方の名前を見かけるとテンションが上がる。それくらい勝手に信頼を置いている。


小坂明子「OCEAN FLOOR」(1983年)
作詞作曲:小坂明子
編曲:萩田光雄

小坂明子の5thアルバム「Again」の収録曲。この方については1973年リリースのデビュー曲「あなた」のイメージしか無かったのだが、このアルバムはシティポップ・AOR色の強い作風。以降は作曲家としての活動が中心となる。
洗練されたメロディーと演奏が心地良いミディアムナンバー。アルバムの中でも一際シティポップ色の強い曲で、一聴しただけで魅かれた。
再発盤(初CD化盤)が高騰してしまっているのが辛いところ。


・宮川真奈美「ALWAYS TOGETHER」(1996年?)
作詞:市井佐代
作曲:石田雄一
編曲:?(クレジットなし)

和歌山県南紀白浜アドベンチャーワールドのテーマソング。アドベンチャーワールドの数あるテーマソングの中でもこの曲は特に人気が高く、関西圏の人々に親しまれているという。
恋人への愛をテーマにした詞世界も相まって、結婚式にでも使われそうな曲となった。もはや女性ボーカル版の「Love is…」(河村隆一)のようである。
YouTubeのコメント欄を見ると、実際に結婚式にこの曲を使った方がいらっしゃるようだった。
先日、パンダを見にアドベンチャーワールドまで旅したのだが、園内でこの曲が流れているのを聴いた時は心から感動した。


・川島郁子「TRUE MY FRIEND」(1998年?)
作詞:市井佐代
作曲:石田雄一
編曲:?(クレジットなし)

「ALWAYS TOGETHER」と同じく、和歌山県南紀白浜アドベンチャーワールドのテーマソング。
イントロからして「あ~!90年代の音ォ~!」と絶叫したくなる。キラキラシンセと高揚感溢れるメロディー、無邪気さを感じさせるボーカル…どれを取っても一聴して引き込まれる強さがある。
90年代J-POPが持つ煌めきを存分に注ぎ込んだ名曲だと思うし、これがローカルテーマパークから生まれたというのが何とも面白い。


小林健「モナリサ・リップス」(1987年)
作詞:三浦徳子
作曲:小林健
編曲:武部聡志

小林健の2ndシングル曲。シティポップのマイナーどころとして再評価されている。流通量の少なさと内容の良さから、作品は軒並みプレミアがついている。
多重録音システムを駆使した、シンセポップ的な質感を持ったシティポップを得意としたアーティストで、この曲はその真骨頂と言える。
メロディー、サウンド、歌詞、タイトルの言葉選び、PV…曲のどれをとってもトレンディーそのもの。
関口メンディー並みのテンションで「トレンディー!」と叫びたくなる。


金月真美「Do you remember me」(1999年)
作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦
編曲:岩崎元是

金月真美の10thシングル「トワイライト・アヴェニュー」のC/W曲で、岡崎友紀の楽曲のカバー。このバージョンの直後にキタキマユもこの曲をカバーし、そちらはドラマ主題歌としてヒット。表題曲は高騰しているベスト盤「たからもの」に収録されているが、この曲はアルバム未収録。
オリジナルと同じく、ウォール・オブ・サウンドを取り入れたサウンドによるポップナンバー。岩崎元是の真骨頂のようなアレンジが素晴らしい。金月真美の歌声の魅力が存分に発揮された音作りで、この辺りは2人の相性の良さがうかがえる。


【2月】

館林見晴(CV:菊池志穂)「星空のパワー」(1999年)
作詞:秋山奈津
作曲:桐岡麻季
編曲:岩崎元是

ときめきメモリアル』のキャラクター、館林見晴のキャラソン。ドラマシリーズ『旅立ちの詩』のエンディングテーマ。『旅立ちの詩』のサウンドトラックのみ収録されているが、サントラはプレミアがついている。
爽快かつ可愛らしいアイドルポップ。絶頂感さえ感じられるようなサビは何度でも聴きたくなる。彼女のキャラクターや心情に寄り添った詞世界も魅力的。
いつもお世話になっているフォロワーさん2人とほぼ同時にサントラを収穫したという不思議な縁も相まって、ときメモ関連の中でも特に思い入れのある曲。


・清澄高校麻雀部「きみにワルツ」(2017年)
作詞作曲:ユカ(みみめめMIMI)
編曲:CHRYSANTHEMUM BRIDGE

清澄高校麻雀部の唯一のシングル曲で、実写版ドラマ・映画『咲-Saki-』のオープニングテーマ。作品のキャストである浜辺美波・浅川梨奈・廣田あいか・山田杏奈・古畑星夏によるユニット。
可愛らしい雰囲気を持ったポップナンバー。アイドルポップとアニソンの中間を行くような質感がたまらない。
何より、今をときめく人気女優の貴重な歌声を堪能できる曲でもある。女優の歌手活動大好きマンとしてはありがたいばかり。


古柴香織「大好きと言ったら笑うかな」(1993年)
作詞:西脇唯
作曲:羽田一郎
編曲:岩本正樹

古柴香織の2nd(ラスト)シングル曲。後に美栞 了(みかんりょう)と改名して女優として活動するが、近年は活動の様子が見られない。1stシングル「あなただけしか見えないものを探して」はよく出回っているが、今作はあまり出回っていない上に高騰している。
タイトル通りの幸の薄さに溢れた詞世界が印象的なミディアムナンバー。アイドルポップを限りなく同時代のガールポップに寄せたようなメロディーやサウンドが展開されている。
2段階で用意されたようなサビが素晴らしい。


四銃士「DO YOUR BEST」(1994年)
作詞:實川翔
作曲:大内義昭
編曲:岩崎文紀

四銃士によるシングル曲。ジャニーズグループの忍者から2人脱退し、4人体制となって初のシングル。「四銃士」名義でのリリースは今作のみ。アルバム未収録曲なので、8cmシングルは高騰している。
FIVBワールドスーパー4バレーの中継番組でイメージソングに起用された。ジャニーズとバレーボール中継との繋がりのきっかけなのかもしれない。
一度聴いて忘れる方が難しいほどにキャッチーなサビが印象的なポップナンバー。ホーンやスラップベースが多用されたサウンドが曲の高揚感を引き立てている。


【3月】

・The Whotens「夜、君と」(2025年)
作詞作曲:かんざわりあむ

編曲:TOMOTAKE & The Whotens

The Whotensの10th配信シングルで、1stEPのタイトル曲。
彼らとしては初となるラブソング。冬の夜を舞台にしている。相手やこれから待ち受ける展開への戸惑い、期待…情景だけでなく、そうした心情も丁寧に綴られている。「童貞臭い詞世界」と言ったら貶してしまっているようだが、最大限の褒め言葉である。吉田やもりのボーカルは詞世界の魅力を最大限に引き出している。
2000年代の邦ロックを彷彿とさせる曲調やギターサウンドも素晴らしい。フウテンズの最終到達点にふさわしい名曲。


大塚純子「夢のかけら」(1992年)
作詞:大塚純子
作曲:三井誠
編曲:西本明

大塚純子の6thシングル「Hip Boyの悲劇」のC/W曲(表題・この曲共にアルバム未収録)で、専門学校日本スクールオブビジネスのCMソング。タイアップ相手の経営母体は立志舎とのことで、武内千佳「夢は終わらない」のご先祖様のような立ち位置の曲。
曲自体も、そちらを彷彿とさせるポジティブさ全開のポップナンバー。作曲を手がけた三井誠は今作と同年に稲垣潤一クリスマスキャロルの頃には」を提供しており、覚醒したとしか言いようがない。
メロディー、アレンジ、歌詞、ボーカル…曲を形作る全てが明るく前向き。


・TEARS「あの空を忘れない」(1995年)
作詞:葛原豊
作曲:多々納好夫
編曲:加藤貴也

TEARSの6thシングル曲。ビーイング直系か否かはともかく、ビーイング関連の作家やミュージシャンが数多く参加していたバンド。唯一のアルバムがリリースされた後のシングルなので、当然ながらアルバム未収録。
多々納好夫による、キャッチーかつ哀愁を漂わせたメロディーがたまらないポップロックナンバー。歌い出しがサビなので、初めて聴いた時はその時点で勝ちを確信した。
ヒット性の高い曲だと思うが、これが埋もれてしまったところに90年代J-POPの層の厚さを痛感させられる。


吉成圭子「君だけの道」(1995年)
作詞:木本慶子
作曲:前田克樹
編曲:根岸貴幸

吉成圭子の2ndシングル曲。アイドルグループ・制服向上委員会の初代リーダーとして活動後のソロ作品。ソロシングル3作のうち、この曲のみ『魔法騎士レイアース』関連のタイアップがつかなかった。
どこかノスタルジックな雰囲気を持ったアイドルポップナンバー。実際のリリース年よりも数年前に出ていそうな雰囲気がある。吉成の透き通った歌声も含め、聴き心地の良さはかなりのもの。
この曲も前述した前田克樹が作曲を手掛けた。やはりこの方は只者ではない。


・FACE FREE「Fighting!」(1995年)
作詞作曲:FACE FREE
編曲:大阪哲也

FACE FREE唯一のシングル曲。『キャプテン翼J』のオープニングテーマに起用された。ボーカルの渡辺学は後にAOR系のソロアーティストとして再デビュー。音楽性の変貌ぶりが凄まじい。
タイアップ相手にふさわしい、爽快なポップロックナンバー。ギター主体のサウンドや応援歌の色が強い詞世界も含め、曲のどこを取ってもポジティブそのもの。
僕が小学生の頃、夏休みになると『キャプテン翼』や『タッチ』が再放送されていたのを思い出した。だからこの曲に聴き覚えがあったんだな。


上半期前編は以上です。続きはまたいずれ…