詳説・収穫月間MVP 2018年10月編

今回の受賞作品はこちら。

 

初めまして部門

・miyuki「ぜんぶ言ってしまおう」(1994年)

ぜんぶ言ってしまおう

ぜんぶ言ってしまおう

 

 

・OPCELL「OPCELL」(1995年)

OPCELL

OPCELL

 

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顔見知り部門

Prefab Sprout「From Langley Park to Memphis」(1988年)

ラングレー・パークからの挨拶状

ラングレー・パークからの挨拶状

 

 

Paris Blue「a groovy kind of Love 恋はごきげん」(1993年)

A Groovy Kind of Love

A Groovy Kind of Love

 

 

このような顔ぶれとなった。惜しくも受賞を逃した作品は以下の通り。

初めまして部門

指田郁也「しろくろ」(2013年)

山崎あおい「アオイロ」(2014年)

Jellyfish「Spilt Milk」(1993年)

大森洋平「20R.P.M.」(1997年)

 

顔見知り部門

Mr.Children「重力と呼吸」(2018年)

近藤名奈「最高の笑顔を花束にして」(1994年)

COKEBERRY「Sugar Plum Fairy」(1996年)

オオゼキタク「夜明けのスピード」(2004年)

 

それでは、受賞作品の簡単な紹介と感想を書いていこう。

 

miyuki「ぜんぶ言ってしまおう」…miyukiはフォロワーの書いたディスクレビューの中に他の作品が掲載されていて名前を知り、気になっていた。動画サイトで曲を聴き、その可愛らしい歌声にすぐ魅せられた。コスモ石油のCMのサウンドロゴを手掛けたようで、CM好きな自分としてはその点も好印象だった。

確かなメロディーセンスが発揮された曲たちと可愛らしい歌声には何度聴いても引き込まれるばかりだった。今で言うアニメ声のような感じなので、好き嫌いがくっきり分かれるだろう。今作には切ない恋模様を描いた曲もあるが、それによく合った歌声だと思う。ポップな曲はもちろんのこと、バラードにも歌声が合うのは驚き。他の作品も入手したい。

 

OPCELL「OPCELL」…元GRASS VALLEYの本田恭之が関わったユニットだからという理由で名前を知った。ジャケ写から何となく察しがついていたが、往年のシティポップやリゾートミュージックを90年代の音で蘇らせたような作風。ボーカルのKEN蘭宮こと山本寛太郎の作品は聴いたことがなかったが、甘く色気のある歌声だったので違和感無く聴けた。本田恭之によるシンセも、曲を効果的に盛り上げて彩りを添えていた。本田恭之のキーボードプレイが好きなので、全編に渡ってそれを楽しめたのは本当に大きい。本田が作曲した曲が無かったのは少々残念だが、GRASS VALLEYのシンセの使い方が好きな方は聴いて損のない作品だと思う。

 

顔見知り部門…

 

Prefab Sprout「From Langley Park to Memphis」…Prefab Sproutは9月に2枚組のベスト盤を聴いてハマった。パディ・マクアルーンによる美しいメロディーと、幻想的な雰囲気を感じさせるシンセを始めとしたサウンド面の絡みが非常に心地良く、ベスト盤を聴き終える頃にはすっかり魅せられていた。初めて手に取ったPrefab Sproutのオリジナルアルバムが今作。なお、洋楽の作品が収穫月間MVPを受賞するのは初。

「The King of Rock 'N' Roll」「Nightingales」「Hey Manhattan!」など、自分がベスト盤を聴いていて好きになった曲が数多く詰め込まれていただけに、一聴しただけですぐに今作が好きになった。パディ・マクアルーンのメロディーメーカーとしての才能には圧倒されるばかりだった。ポップな方面もメロウな方面も相当に力が入っており、バンド史の中でもセールスを狙いに行った作品であったことがよくわかる。他の作品も間違いなくハマれるはず。洋楽でここまでハマったアーティストも久し振りだ。

 

Paris Blue「a groovy kind of Love 恋はごきげん」…Paris Blueは昨年に初めて聴いてハマり、ボーカルの谷口實希の歌声には恋をしたと言っていいほど。アルバム5作・ミニアルバム2作をリリースして活動を終えたわけだが、自分が最後に入手したアルバムが今作。

先行シングルの「雨が降る」はYouTubeで先に聴いていて大好きな曲だったが、それ以外にも好きな曲が次々と見つかった。お洒落で可愛らしい雰囲気を持った曲の数々は自分好みそのもの。一回通して聴いただけで大好きな作品になることを確信したくらいだ。ここ最近で、とあるフォロワーもParis Blueにハマった。「この人だったら間違いなくハマる」と思って布教し続けていただけに感慨深い。「今更か」と思ってしまうこともあるのだが。

 

とりあえず、こんな感じ。次はまたいつか。