詳説・収穫月間MVP 2018年1月編

管理人のツイッター界隈では毎月第2土曜日恒例?の行事である「#収穫月間MVP」の発表日がやって来た。

 

昨年は無計画に大量の収穫を行っていたため消化に苦戦していたものの、前回くらいから計画的な購入を心がけるようになったので消化に苦戦することはなくなった。少しだけ成長したのかもしれない。

 

何度も説明してきたが、今一度「収穫月間MVP」についての説明を行う。

 

「収穫月間MVP」は前の月に初めて作品を入手したアーティストが対象の「初めまして部門」と、それ以前から作品を入手していたアーティストが対象の「顔見知り部門」とがある。それぞれ2作品ずつ。

以前から作品を入手していたが、塩漬けにしていて聴いていなかった作品が対象の「感動の再会部門」と題した部門も一応ある。管理人は一度だけそれを適用したことがあるが、それ以降は対象作品が無かったため使っていない。

受賞作品と同時に「惜しくも受賞を逃した作品」も発表しているが、これは「他の月だったら受賞しただろうになあ…」「紹介しないでおくのはもったいないかな…?」と思った作品たちである。こちらもMVPと同じくらい素晴らしいと思ったし、他の方にも聴いていただきたい作品だ。

 

長くなってしまったが前置きはここまで。ツイッターで既に受賞作品は発表したが、こちらでも発表させていただく。

 

・初めまして部門

blue tonic「GUTS FOR LOVE」(1988年)

 

 

GUTS FOR LOVE

GUTS FOR LOVE

 

 

ラ・ムー「THANKS GIVING」(1988年)

 

 

・顔見知り部門

角松敏生「AFTER 5 CLASH」(1984年)

 

 

AFTER 5 CLASH

AFTER 5 CLASH

 

 

ASKA「SCRAMBLE」(2012年)

 

SCRAMBLE(Blu-ray Disc付)

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  • アーティスト: ASKA,Goro Matsui,Taisuke Sawachika,Tomoji Sogawa,Jun Asahi,Tsutomu Murata,Manaboo Ogasawara
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  • 発売日: 2012/10/17
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・惜しくも受賞を逃した作品(初めまして部門)

高橋幸宏「NEUROMANTIC」(1981年)

斉藤由貴「チャイム」(1986年)

乃木坂46「透明な色」(タイプB・2015年)

PINK「PSYCHO-DELICIOUS」(1987年)

岡本舞子「ハートの扉」(1985年)

SOFT BALLET「EARTH BORN」(1989年)

 

・惜しくも受賞を逃した作品(顔見知り部門)

戸松遥「Rainbow Road」(2010年)

SING LIKE TALKING「Heart of Gold」(2018年)

ORIGINAL LOVE「LOVE! LOVE! & LOVE!」(1991年)

E-ZEE BAND「Paisley Lover」(1990年)

NICE MUSIC「POP RATIO」(1995年)

BUMP OF CHICKEN「jupiter」(2002年)

遊佐未森「momoism」(1993年)

 

 

このような顔ぶれとなった。管理人は今年の初めに「2018年は去年よりも80年代を深く掘り下げる」とひっそり宣言していたが、その宣言通りの結果になっていると思う。管理人の好きなジャンルであるブラックミュージック、シティポップ・AOR色の強い作品が多い。また、「80年代を深く掘り下げる」と並んでニューウェーブニューロマンティックを掘り下げる」という目標もひっそり打ち出していたが、それに沿った作品も一部入っている。自分の好きなジャンルであることはよくわかったので今後も漁っていきたいところ。

 

ここからは前述した作品たちを聴いての感想を簡単に書いていく。

 

blue tonic「GUTS FOR LOVE」…このバンド及び作品はフォロワーさんのブログで知った。管理人の好きなベーシストの一人である井上富雄がボーカル・ギター、ORIGINAL LOVEにも在籍していた木原龍太郎がキーボード、元東京スカパラダイスオーケストラ冷牟田竜之がベース、スタジオミュージシャンとして活躍する田中ゲンショウがドラム。

なんて豪華なメンツなんだ。じゃあ作品はどうなんだ。

ポップでお洒落で格好良い曲ばかりだった。一度聴いただけで耳に残るようなポップ性に加え、「和製スタイル・カウンシル」とも称されたサウンドがとにかくお洒落で心地良い。ORIGINAL LOVEの元祖と言ってもいいくらいだと思う。

井上富雄の歌声は好き嫌いの分かれる感じだったが、管理人の好きなタイプの歌声だったので全く気にならなかった。

もう聴き終えた頃にはすっかりハマっていた。作品を入手して2週間も経たないうちに動画布教用アカウント「J-POPザビエル」で布教してしまうくらいにはハマった。他の作品も入手したい。

 

ラ・ムー「THANKS GIVING」…ラ・ムーの名前は何故か昔から知っていた。管理人の母もラ・ムー結成時のことが印象的だったらしく、入手したアルバムを見せたらその時のことを懐かしそうに語っていた。「アイドル史に残る謎」だの「菊池桃子黒歴史」だの言われてネタにされているイメージしか無かったのだが、いざ聴いてみたらそのような印象は吹き飛ばされた。

「えっ…はっ…?ふぉw…すこだw」何も知らずに今作の再生を始めた管理人が一曲目を聴いた時の反応だ。その勢いのままに聴き終えてしまった。「ロックバンド」と銘打っていたラ・ムーだが、いざ聴いてみたらシティポップ・AORにファンクを織り交ぜた、おっそろしくファンキーかつメロウな作品だった。

聴きごたえのあるバンドサウンドとホーンに加えて、やたらテンションの高い外国人女性二人によるコーラスが印象的だった。しかし、何よりも印象に残ったのは菊池桃子のふわふわした歌声。「下手くそ」とよく言われていたようだが、管理人としては大好きな歌声だ。つくづく一般評価はあてにならない。サウンドとボーカルのギャップに異様に引き込まれてしまった形だ。

今ではそれなりにプレミアのついている作品だが、それにふさわしい味わいがあった。今聴いても古臭さが全く無い。出てくるのが30年早かったとしか言いようがない存在だと思う。


角松敏生「AFTER 5 CLASH」…初期のリゾート路線から都会的な路線に移行した名盤としてよく評価されている作品だが、高価で中々手が出なかったのでお年玉に物を言わせて購入した形。

「スラップかっこいい…あぁ…」終始こんなことを思っていた。そんなことはずっと前からわかっていた。それでもCDで聴いていたらそれを痛感させられた。青木智仁のスラップベースは後の角松敏生の作品に欠かせない要素だが、その初出がこの作品。スラップベースを始めとしたサウンド面はとにかく格好良かったが、それ以上に全曲の完成度の高さが印象的だった。全曲がかなりキャッチーですぐに耳に残った。80年代ならではのキラキラ感が現れた作風だと思う。こんなん名盤じゃん。もう。角松敏生のアルバムの中でも特に好きな作品に躍り出た。

 

ASKA「SCRAMBLE」…この作品は2年ほどずっと探していたものだった。逮捕前最後の作品だけあって中々見つからない上に、新品でも無い。ネットを見れば新譜を買えるような価格で出回っている。それなのに、地元のゲオにふと立ち寄ったら売っていた。目にした瞬間、「あっ…↑」と変な声を出してしまった。3200円すらその瞬間の僕には安価だった。

 

かつてフォロワーさんが絶賛していた作品という印象があったが、実際に聴いてみたらそれも頷ける圧巻の作品だった。バラード、ロックナンバー、ポップナンバーなど多彩な構成に加え、全曲のメロディーが素晴らしい。意味のわからない詞世界すらぶっ飛ばして思わず聴き惚れてしまった。ASKAって、天才じゃん。」もう何度目かもわからないけど、確かにASKAの信者になった。


とりあえず、こんな感じ。「惜しくも受賞を逃した作品」の感想はまた後日。乞うご期待。

初めまして。

当ブログにお越しくださいまして誠にありがとうございます。管理人の曇りめがねです。

 

【自己紹介】

HN… 曇りめがね

槇原敬之の隠れた名曲「濡れひよこ」が元ネタです。管理人は眼鏡着用者なので。

性別…男

職業…1999年生まれの学生

好きな年代…1980年代~1990年代の邦楽が主ですが、1970年代や2000年代以降の邦楽も聴きます。1970年代以前の音楽はほとんど聴きません。洋楽も多少は聴きますが、語れる程の知識はありません。

好きなジャンル…J-POP、ロック、AOR(シティポップ)、R&B、ファンク、ソウル、ニューミュージック、フュージョンニューロマンティックニューウェーヴ 等…

 

【このブログを開設した経緯について】

管理人・曇りめがねは2016年4月にライブドアブログで「今日はこんな感じ」を開設し、それ以来アルバムレビューを中心に更新してきました。

2018年1月に一時休止宣言をしてからも、入手したアルバムは「所有アルバム一覧」に追記していましたが、アップデートによる不具合で編集画面から本文を読めないという事態に陥ってしまい、「もうここでは更新できないのでは」と思ったことが開設したきっかけです。

結局、その不具合は治ったため新しくこのブログを開設した意味が無くなってしまったわけですが、作ってしまった以上は有効に利用したいと思いました。

 

執筆予定の内容をまとめると、

・新規に購入したアルバムの紹介

・↑の作品を聴いての簡単な感想

・音楽関連のコラム

ツイッターで行なっている「収穫月間MVP」で選んだ作品に関する詳細な解説

 

主な題材としては上記の通りを予定しております。姉妹ブログを開設した以上は「今日はこんな感じ」ではあまり使ってこなかった文体で文章を書いてみようかなと考えています。

ハイペースな更新はあまり望めないと思いますが、「今日はこんな感じ」共々よろしくお願い致します。